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trace of a god <宿処潜者> ブログトップ
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交錯の裏側 [trace of a god <宿処潜者>]

その数字は九十九で終わらない

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先日、このブログをご覧いただいた方から、7月17日「交錯」にあった“消滅した浜”を見てみたいという有難い言葉をいただき、当時のフィルムをもう一度スキャニングしてみました。

いつものように海鳥が舞い

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いつものように海風が吹いて

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けれど・・・

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でも、打ち寄せる波は激しくて変わらず素敵な浜であることに変わりはありませんでした。
今はサーフィンのメッカになっているようですが、ぜひ一度足を運んでみてください。
海の優しさは何も変わっていませんでした。

交錯 [trace of a god <宿処潜者>]

光と影 水と乾き 風と大地 静と動・・・全ての対峙は交錯する

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ある日思い立って広大な砂浜へ。
炎天下、ようやく海岸線に出たのですが、目前に広がるはずの砂浜は消滅し、浸食の拡大を防ぐための鉄壁が延々と続いていました。
かつて見た砂浜の欠片を探すこと数時間。
ようやく見つけ出したそこには、私以外のすべてが交わっていました。

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さて、たまっていたフィルムの現像&スキャン作業もぼちぼちで「宿、潜」も一旦終了に。
これからは新しいテーマに向けての悪戦苦闘の日々をお伝えできればなぁと。

濃縮 [trace of a god <宿処潜者>]

大地から吹き出た髄液が流れの止んだその空間の濃度を密にする。

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水田の中央を貫く一本の用水。
深く掘られたその流れが辺りの大地を潤すことはありません。
どこかへと水を運ぶという役目さえ失ったその水辺には濃密な何かが充満していました。

潜む者 [trace of a god <宿処潜者>]

百年むかしのその女子の想いは壁の中に潜み続ける

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人を慕う気持ちはとてつもない力を秘めています。
それまで存在していた世界が閉塞して、意識のすべてがその対象へと向けられる。
ともに時を過ごした相手への想いは強烈な閃光となって、髪の毛の一本まで壁に焼き付けたようです。

人魂 [trace of a god <宿処潜者>]

その穂先を照らすのは漂う亡者たちの炎の揺らめき

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この国は民話の宝庫で物の怪たちが登場する話も数知れずですが、なぜか彼らは人を惑わす者として描かれることが多いようです。すべて作り話?でもいろいろな場所で撮影をしているとひょっとしたら?思うこともしばしば。
ありきたりの日常に物語が生まれるのは均等だったバランスが崩れたとき。そして、自然の摂理としてその不均衡を復元するために大きな圧が生じるはずです。その「力」が物語に必要な何かに姿を変えて目の前に現れるのかも知れません。
この頃の私は「写真って一体何なんだ?」と一心不乱に物語の中を彷徨っていました。はじめて訪れた川原の夕闇に怯えた私に必要だったのは足元を照らしてくれる灯りだったのでしょうか?
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